腹膜透析は、慢性腎不全の治療方法のひとつです。在宅で行うことができる代表的な透析療法で、患者自身がお腹に透析液を注入し、一定時間保持します。この過程で余分な老廃物や水分が、腹膜を通じて透析液に移行します。連続的に透析されるため、体への負担が少なく、残存腎臓の機能(尿の排出)を長期間保つことが可能です。自宅や職場で行えるため、生活リズムに合わせて活動することができます。
腹膜透析を検討したい方、実際の手順を見学したい方、また血液透析中でも腹膜透析が可能かどうかを知りたい方は、お気軽にご相談ください。腹膜透析の詳細な方法については以下に説明しています。
外来診療は原則として水曜日の午前と午後に行っています。通院の頻度は1ヶ月に1~2回です。診察では、採血やレントゲンを行い、必要に応じて腹膜透析の状態を確認します。また、半年に1回はチューブの交換を行い、透析の効率を半年から1年に1回チェックします。外来では、感染のリスクをチェックし、透析が適切に行われているか、体重や食事内容についても確認します。
腹膜透析の方法は、4~8時間ごとにバッグ交換を行い、基本的には24時間連続的に透析を行います。腹膜に透析液貯留中でも自由に活動する事ができます。バッグ交換の時間はお仕事や学校などの日常生活に合わせて計画を立てる事ができます。1回のバッグ交換操作は20-30分かかります。バッグ交換は適切な環境を整えれば、自宅だけではなく、会社や旅行先などでも行えます。日中に透析液を数回交換する方法と、寝ている間に機械を使って自動的に行う方法があります。個人差はありますが、透析導入後でも残っている腎臓の機能を長く保つことができるといわれています。
腹膜透析治療を始めるためには、腹膜透析カテーテルというシリコン製の管をおなかの中に入れる手術を行います。体とカテーテルを固定する「カフ」が2〜3ヶ所についています。おなかからカテーテルが出ている部分は「出口部」といわれ、ベルトなどの邪魔にならないところに作成します。
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午前 | ー | ー | 森田/向井/大石(絵) (腎臓内科) |
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午後 | ー | ー | 森田/向井/大石(絵) (腎臓内科) |
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