泌尿器科

泌尿器科
泌尿器科

概要

ご挨拶

泌尿器科とは、尿路(腎臓・副腎・尿管・膀胱・尿道)の疾患と、男性生殖器(前立腺・精嚢・精巣・陰茎)の疾患を扱う診療科です。当科は大阪府指定がん診療拠点病院の一員として、外科的治療が必要な患者さんには腹腔鏡を用いた低侵襲手術や経尿道的内視鏡手術を中心に行っております。そのためにも迅速な検査・診断を心掛けており、CT・MRIなどの検査機器の充実と放射線科や病理診断部との密な連携により、迅速な治療が可能な体制を整えております。また、外来は月曜から土曜日までの午前中で診察は予約制ですが、初診・予約外の診療も随時受け付けています。関西医科大学からの応援により外来診療および手術治療での充実を図っています。

診療内容

診察している特殊(専門)疾患

  • 一般泌尿器科(潜血・血尿の精査・前立腺肥大症・腎嚢胞など)
  • 尿路性器腫瘍(腎癌・腎盂尿管癌・副腎腫瘍・膀胱癌・前立腺癌・精巣癌・陰茎癌など)
  • 神経因性膀胱(排尿障害・尿失禁など)
  • 過活動膀胱
  • 尿路結石症(腎結石・尿管結石・膀胱結石)
  • 尿路感染(腎盂腎炎・膀胱炎・前立腺炎など)

に重点をおいた診療を行っています。

主な対象疾患

腎癌

手術(根治的腎摘除術)を主たる治療法とします。腹腔鏡を用いた低侵襲手術に取り組んでいます。小径腎癌に対しては腎部分切除術を行います。転移再発例に対しては、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤による薬物療法を行っております。

引用:オリンパス

尿路上皮癌

上部尿路(腎盂・尿管)癌に対しては、腹腔鏡を用いた低侵襲手術及び抗癌剤による薬物治療を行っております。膀胱癌に対しては、第一に経尿道的内視鏡手術を行い、浸潤性癌に対しては根治的膀胱全摘除術を行い、進行がんに対しては全身化学治療を行います。

前立腺癌

限局性前立腺癌に対しては、根治的治療である前立腺全摘除術が第一選択となります。小切開による低侵襲手術に取り組んでいます。去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対しては、新規アンドロゲン受容体シグナル阻害薬(ARSI)による治療を行っております。

尿路結石症

一般的に、4㎜以下の結石は自然に排石(おしっこと一緒に出る)される可能性が高いので、排石を促す薬物治療を行います。4㎜より大きい結石の場合には、内視鏡治療が選択されます。以前は、ESWL(体外衝撃波結石破砕治療)が第一選択となっていましたが、最近では内視鏡やレーザーの進歩による経尿道的尿路結石破砕術 (TUL) が行われます。当院でも最新・高性能の軟性尿管鏡(OLYMPUS社製:URF-P7)を導入したことで、安全かつ確実な治療が期待できます。

引用:ボストン・サイエンティフィック ジャパン

引用:オリンパス URF-P7

前立腺肥大症

従来のα1ブロッカーなどの排尿障害改善薬に加えて前立腺腺腫の縮小をもたらす5α還元酵素阻害薬による薬物治療も行っております。高度前立腺肥大症に対しては内視鏡下切除手術(TURP)が確実・有効な場合もあります。最新の低侵襲手術である経尿道的前立腺吊り上げ術:ウロリフト(UroLift)手術も行っております。

ウロリフト(UroLift)手術:肥大した前立腺組織を持ち上げ、尿道を塞がないように固定することにより前立腺肥大症を治療します。

引用:teleflex

スタッフ紹介

  • 安田 鐘樹

    部長

    安田 鐘樹やすだ かねき

    専門分野
    • 尿路性器癌
    認定資格
    • 医学博士
    • 日本泌尿器科学会認定医
    • 日本泌尿器科学会指導医
  • 医員

    奥 雄太郎おく ゆうたろう

    専門分野
    • 泌尿器科一般
  • 木下 秀文

    非常勤医師

    木下 秀文きのした ひでふみ

  • 非常勤医師

    髙安 健太たかやす けんた

    専門分野
    • 泌尿器科一般
    認定資格
    • 医学博士
    • 日本泌尿器科学会指導医
    • 日本泌尿器科学会専門医
    • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 非常勤医師

    小糸 悠也こいと ゆうや

    専門分野
    • 排尿障害
    • 泌尿器科癌
    • 結石治療
    認定資格
    • 日本泌尿器科学会指導医
    • 日本泌尿器科学会専門医

外来担当医表

午前 1診 高安 安田 安田 安田 小糸
(第2)

(第4)
2診 木下
(10:00以降)
午後

手術

検査

手術

検査

手術

休診日

日付 変更内容
【休診】安田医師